ページタイトル小児科

小児科(選択プログラム)

概要

(1) 小児科選択プログラムは、選択必修科目として小児科を2ヶ月選択した後に、選択科目として小児科を選択する場合の研修プログラムである。

(2) 当院小児科および小児科選択プログラムの特徴

小児科プログラム(選択必修)を参照
基本的には小児科選択必修プログラムと同様であるが、経験を増し、技術を高める目的のプログラムである。

(3) 選択期間中には指導医と相談の上、研修医一人ひとりが自分のキャリア育成に合致したSBOsを設定することができる。一方で、選択科研修中においても、米子医療センタープログラムが2 年間で必要と定めた米子医療センター一般目標GIOならびに行動目標SBOs(EPOC)の達成度を上げる必要がある。

研修指導責任者 診療部長(小児科) 林 原   博

目標

一般目標(小児科選択研修GIO)

将来遭遇しうるいかなる状況においてでも思いやりを持ちながら良質な全人的医療を行うために、小児科疾患の知識・診断・技術を習得することを通して、将来専攻する診療科にかかわらずプライマリケアの臨床に必要な基本的診療能力(態度、技能、知識)を修得する。

行動目標(小児科選択研修SBOs)

診療科が薦めるSBOs(B-31 小児科(必修)プログラムのSBOsとして詳細記載ずみ)

EPOCで定める評価項目の達成

EPOCで定める評価項目

1.小児科で必ず修得しなければならないEPOC 項目(マトリックス表で◎)

A-2-8 小児の診察

B-1 経験すべき症状、病態、疾患

B-2-12 急性感染症

B-2 経験が求められる症状・病態

B-3-8 腎・泌尿器系
(2) 原発性糸球体疾患

B-3-14 感染症
(1) ウイルス感染症 (2) 細菌感染症

B-3-17 小児疾患
(1) 小児けいれん疾患 (2) 小児ウイルス性疾患
(3) 小児細菌感染症 (4) 小児喘息
(5) 先天性心疾患

C 特定の医療現場の経験

C-4小児・成育医療(周産・小児・成育医療の現場を経験すること)

(1)発達段階に対応した医療が提供できる。
(2)発達段階に対応した心理社会的側面への配慮ができる。
(3)虐待について説明できる。
(5)母子手帳を理解し活用できる。

2.小児科で修得するのが望ましいEPOC 項目(マトリックス表で○)

A-1 医療面接
A-2-1 全身観察
A-2-2 頭頸部の診察
A-2-3 胸部の診察(乳房の診察を含む)
A-2-4 腹部の診察(直腸診含む)
A-2-6 骨・関節・筋肉系の診察
A-2-7 神経学的診察
A-3-1 尿検査
A-3-2 便検査
A-3-3 血算・白血球分画
A-3-5 心電図(12 誘導) 負荷心電図
A-3-6 動脈血ガス分析
A-3-7 血液生化学検査
A-3-9 細菌学的検査・薬剤感受性検査
A-3-11 髄液検査
A-3-12 細胞診・病理組織診断
A-3-13 内視鏡検査
A-3-14 超音波検査
A-3-15 単純X 線
A-3-17 X 線CT
A-3-18 MRI検査
A-4-6 注射法
A-4-7 採血法
A-4-8 穿刺法((腰椎)
A-4-10 導尿法
A-4-12 胃管の挿入管理
A-5-1 療養生活の説明
A-5-2 薬物療法
A-5-3 輸液
A-5-4 輸血
A-6-1 診療録作成
A-6-2 処方箋、指示箋
A-6-3 診断書、死亡診断書
A-6-5 紹介状、返信
A-7-1 診療計画作成
A-7-2 診療ガイドライン
A-7-3 入退院適応判断
A-7-4 QOL 考慮

B-1 経験すべき症状、病態、疾患

B-1-4 体重減少、増加
B-1-5 浮腫
B-1-6 リンパ節腫脹
B-1-7 発疹
B-1-8 黄疸
B-1-9 発熱
B-1-10 頭痛
B-1-11 めまい
B-1-12 失神
B-1-13 けいれん発作
B-1-15 結膜の充血
B-1-18 嗄声
B-1-19 胸痛
B-1-20 動悸
B-1-21 呼吸困難
B-1-22 咳・痰
B-1-23 嘔気・嘔吐
B-1-25 嚥下困難
B-1-26 腹痛
B-1-27 便通異常
B-1-28 腰痛
B-1-29 関節痛
B-1-30 歩行障害
B-1-31 四肢のしびれ
B-1-32 血尿
B-1-33 排尿障害
B-1-34 尿量異常
B-2-6 急性心不全
B-2-8 急性腹症
B-2-14 急性中毒
B-2-15 誤飲・誤嚥
B-2-16 熱傷

B-2 経験が求められる症状・病態

B-3-1 血液系
(1) 貧血 (2) 白血病
(4) 出血傾向・紫斑病

B-3-3 神経系
(1) 湿疹・皮膚炎群(2) 蕁麻疹
(4) 皮膚感染症

B-3-5 循環器系
(1) 心不全(4) 不正脈
(5) 弁膜症

B-3-6 呼吸器系
(1) 呼吸不全(2) 呼吸器感染症
B-3-7 消化器系
(1) 食道・胃・十二指腸疾患 (2) 小腸・大腸疾患
(3) 胆嚢・胆管疾患(4) 肝疾患

B-3-10 内分泌系
(1) 視床下部・下垂体疾患(2) 甲状腺疾患
(4) 糖代謝異常

B-3-12 耳鼻・咽頭・口腔
(1) 中耳炎(2) 急性・慢性副鼻炎
(3) アレルギー性鼻炎(4) 扁桃の急性・慢性炎症性疾患

B-3-14 感染症
(4) 真菌感染症

B-3-16 物理・化学的因子
(4)熱傷

C 特定の医療現場の経験

C-1 救急医療(救急医療の現場を経験すること)
(1)バイタルサインの把握ができる。(2)重症度、緊急度の把握ができる。
(6)専門医へのコンサルテーションができる。

C-2 予防医療(予防医療の現場を経験する)
(1)カウンセリングとストレスマネージメントができる。
(4)予防接種を実施できる。

C-4小児・成育医療(周産・小児・成育医療の現場を経験すること)
(4)地域との連携に参画できる。

C-6 緩和ケア・終末期医療(臨終の立ち会いを経験すること)
(1)心理社会的側面への配慮ができる。
(2)治療の初期段階から基本的な緩和ケアができる。
(3)告知をめぐる諸問題への配慮ができる。
(4)死生観・宗教観への配慮ができる。

3.全ての科で目標とする項目(マトリックス表では○)

I.医療人として必要な基本姿勢・態度
(1)患者-意思関係、 (2)チーム医療、(3)問題対応能力、
(4)安全管理、(5)症例呈示、  (6)医療の社会性

方略(LS

指導医数 臨床研修指導医2 名。
同時研修は各学年1 名を原則とする。
研修期間は任意。

一般外来・救急外来診療においては、指導医の診療を見学し各種疾患患児の診察、検査、治療についての知識を修得する。また指導医の監督下に問診、診察、検査、治療に当たり、一般的な急性疾患の初期対応能力を修得する。

病棟診療に際しては指導医の監督の下に共同で患者診察に当たり、診察方法の基本、小児の特性の理解、各分野の小児疾患への理解、診断のステップ、検査及び治療の手技を修得する。

定例で開催される病棟回診、医局カンファレンス、等に参加して幅広い基本的な臨床能力を修得する。

★カンファレンス

★週間予定(月~金)

午       前

午       後

主治医、当番医回診 外来二診

症例検討、病棟回診

主治医、当番医回診 造影検査等

アレルギー外来

主治医、当番医回診

乳児検診 予防接種

主治医、当番医回診 外来二診

造影検査等

主治医、当番医回診

腎外来

評価(EV)

形成的評価(フィードバック)

知識(想起、解釈、問題解決)については随時おこなう。
態度・習慣、技能についても随時行う。
技能についてはチェックリスト、評定尺度の使用を推奨。
態度・習慣については観察記録の使用を推奨。